改新日記  
その5 「雪との戦いです」  2012年2月
 今年も、いや昨年以上に関川村は大雪です。工事関係者さんも毎日、除雪・雪下ろしに頑張っています。
 その中、屋根の工事が一段落しましたので、本格的な内部工事が始まって来ました。雪が解ける頃には、以前の母屋の形があちこちで再生するのが見られると思います。春以降また皆様に喜んで頂ける様に一同頑張っております。暖かくなったら、ご見学に来て頂ければ幸いです。

束石据付  足固め(大びき、根太、床束へ) 
 束石=昔の建物には今のようにコンクリートはありません。柱や束は大きめな自然石を地面にあなを堀って据え付けています。その自然石(礎石)の上に柱を建てるのです。柱の足下は礎石の形状に合わせてそれぞれ削り据えてあります。これも匠の技で必見です。
足固め(大びき・根太・床束)(右写真について)
 柱の両脇に束を添えて横に繋がっている材料を足固めといいます。床下部分の強度を上げる重要な役割をしています。
渡邉邸の最近の様子
 今年の雪は大変多くて、工事の皆さんは、雪下ろし・除雪におわれています。1月~2月中旬の渡邉邸の周りをスナップしてみました。 
▲寒さに木の枝にも雪が着雪し日中でも溶けません。  ▲吹雪ともなると目の前が真っ白!ちょっと先も見えません。 
 
 ▲毎日の様に除雪に雪下ろしで大変です。 ▲高所から見た邸内煙出しで母屋だなと分かるくらいです。 
レンガ釜戸なども再生に向けて準備が始まりましたが、今回はここまで!
実際は毎日もっと進んでおります。是非見学に来て下さい。


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