国指定重要文化財
渡 邉 邸
渡邉家の収蔵品は、その栄華を表す重要な役割をはたしています。ここに上げる品々はその一部で有ります。
特に渡邉邸と山形県米沢藩との関わりが有る品々が多く残されています。その中から数点を掲載したいと思います。
米沢藩主 上杉鷹山より拝領した弓と矢
右弓と矢のいわれが書かれた書
慶応四年戊辰戦争の折渡邉家は米沢藩上杉軍団延べ千二百人余の旅含賄方をつとめた、この馬具は当時この地に出陣の折拝領したものである。
慶応三年(1867)年の家相図。現在は母屋の北側の米土蔵・酒蔵、東側の裏土蔵・前土蔵が撤去され、裏土蔵・寶蔵が建てられている。
上杉鷹山公直筆の書幅。第7代善映が米沢藩へ
の勧農金才覚に対して送られたと思われる。米沢織
の発展がうかがえる。
母屋の棟札
平成21年7月2日、現在も行なわれている母屋の大規模修理中にこの棟札が発見されました。上棟日は文化十四年(1817)年六月廿八日、施主は渡邉善映、等上棟日や施主が裏づけされる物です。
家伝の鎧兜。渡邉家は米沢藩の重要金主であり、第6代善富、代7代善映が勘定頭格に遇された全盛期に求められたと思われる。
右写真は、九代目婦人の嫁入り道具のひとつ、豪華な螺鈿細工である。